入院プログラムの中に、月に一度、和歌山断酒道場見学というのがあって、ちょうど閉鎖病棟から開放病棟に替わり、
慣れてきたところだったとき看護婦さんや先生にも、道場見学参加を、するように言われたのですが、行く気なし、興味無し、俺に関係なし、の三拍子だったんですが、同室のSさんが行かれて、【よかったよぉ～見学やったら、、、、海も見れるし、、、入所はしたくないけど！　！。あと味噌汁がめっちゃ旨い！】　と言っていたので興味がでて、次の月に、参加しました。

雨の日でしたが、参加者25人くらいで、新生会号のバスに乗りドライブです。
病院軟禁状態から、開放された？感じでいろんなこと考えながらバスに揺られて。
海が見えてきた時は、感動しました。綺麗です。雨模様でしたが本当にそう思いました。
しらふで海見ることも今まで無かった！！！　海は好きで、　釣りや海水浴、ドライブで夏にはよく行くのですが、
やはりアルコールはつきものだったからでしょう。　参加してよかったと思いました。

画像は、その日のお弁当です。
お弁当は病院で作ったものを配ってもらうんですが、すごく美味しかった。
普段コンビニなんかで、間食していなっかたので揚げ物を食べたのが、久しぶりで。
と、言うのも病院食には揚げ物がないんですね。これ看護婦さんに聞いたら、
(アルコールをたくさん飲んで入院してきた)→(肝臓悪い)＝痛んだ肝臓には油ものダメ　ということでした。
とんかつというメニューもありましたが、見てびっくり、揚げない焼きとんかつでした。(多少油っ気はありましたが)

で、お味噌汁、これは断酒道場で用意してくださったものです。Sさんが言われてたとうり、かなり美味しかったです。
日本料理の板前していた僕が言うのもなんですが、味、具材、気持ち伝わる、ともに100点です。
自給自足で生活しておられるので、野菜も自分達で収穫したものだし、なんと言っても味噌汁に、
気持ちがこもっているように感じました。
アル中がアル中に味噌汁作ってもらえるなんて、考えたことも無かったから余計そう思ったのでしょうか。
退院してからも、入院中に一番美味しかったと思う、記憶に残る食事です。

ここ参加した後、ドボンになるんですけどね。


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